2023年08月07日
サーロー節子さんの演説
ノーベル平和賞の授賞式で被爆者として初めて演説したカナダ在住のサーロー節子さん (91)。13歳の時、爆心地から1.8キロで学徒動員中に被爆。4歳の甥は皮膚はずるむけで顔は腫れ上がり無惨な姿で息耐え、姉や多くの友人が亡くなりました。
「あきらめるな。動き続けろ。押し続けろ。光が見えるだろう。そこに向かって這っていけ。」
サーローさんが訴え続けてきたこの言葉に突き動かされた人は少なくありません。
8・6 広島平和記念式典での岸田総理の発言に対し「核兵器のない世界を自分のライフワークだとか言ってらっしゃる。でも同盟国の核抑止はフルにサポートする。あまりにも矛盾がおびただしくて」と失望感を示しました。
あの日から78年。1発の原子爆弾が人間の尊厳もにぎやかな家庭の営みも一瞬でずたずたにしてしまいました。被爆者の方々の想いをなんとしてでも次世代に繋げていかなくてはならないと改めて誓いました。