決算委員会で外務大臣、厚労大臣に准総括質疑を行いました。「准総括質疑」は総理大臣以外の大臣に対して質問することができます。

G7広島サミット終了後すぐの委員会ということで、ヒロシマに関する課題に徹底して質問しました。

ロシアが核の恫喝をエスカレートさせる中、G7広島サミットではゼレンスキー大統領の突然の訪問もありました。G７各国首脳が原爆資料館を視察し、被爆者の体験をきくなどして「平和」のメッセージを結束して発することが出来たことは良かったと思います。しかしながら「核兵器なき世界」の総理の理念と核兵器依存から脱却が出来ない国際社会の核軍縮に向けた具体的な道筋は示されず、核抑止論から廃絶へ踏み込んで議論されなかったのは大変残念です。

他にも、核兵器禁止条約に署名・批准を求めること、被爆者の救済拡大、被爆樹木の保全についてなど質問をいたしました。真に核兵器のない世界を実現するために、今回の広島サミットを被爆地の名を借りた政治ショーに終わらせてはなりません。