2025年05月02日
三上えり国政レター 第5号!
こんにちは! 参議院議員の三上えりです。
ゴールデンウィーク真っ只中ですね! 皆さま如何お過ごしですか?

国会は年度末に予算が通過し、現在粛々と法案審議が進んでいます。
私が所属する環境委員会では「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律案」の法案審議が行われ、私が会派を代表して30分間、環境大臣に質問いたしました。
今までの鳥獣保護管理法では、住宅が密集している市街地での猟銃使用は禁止されています。これまで市街地にクマが出没したケースでは人に危険が生じている場合に限り、警察官が別の法律に基づいて発砲を命じるなどしていました。
今回のこの法案は、クマの市街地への出没が相次ぐ中、市町村の判断で特例的に市街地での猟銃の使用を可能とすることなどを可能にするものです。
人の生活圏に出没したクマが殺処分されたことに対し、現場の自治体やハンターに批判が寄せられる場合が見受けられます。
クマの命を奪うことへの感情的な意見にも一定の理解ができる一方、実際にクマにより人身被害を受けた方や、農作物被害を蒙った地域の深刻な状況も社会問題化しています。人々の生活圏に侵入したクマは駆除せざるを得ないのですが、なんとか人間とクマが共存できる方法はないものか…。
鳥獣保護管理に限った話ではありませんが、多様な考え方があることを互いに尊重しつつ、人の平穏な日常生活を維持するために必要な取り組みについて、冷静に議論し対応していくべきだと考えました。
浅尾環境大臣には法案名に「鳥獣の保護」と書かれていますが、管理及び狩猟の適正化という名の元、今回、危険鳥獣と新たに定義したヒグマ・ツキノワグマ・イノシシを昼夜問わず市町村長の責任で町中殺処分を可能にするものだけにならないよう「保護」もしっかりお願いしました。
この日の環境委員会の様子は参議院インターネット中継でアーカイブで見ることができます。https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.phpで『三上えり』と検索してご覧ください。