2023年11月17日
拉致問題等に関する特別委員会
きょう 、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 (拉致特)が開かれました。
上川陽子外務大臣からは、北朝鮮をめぐる最近の状況と、松野博一拉致問題担当大臣からは拉致問題を巡る現状について説明がありました。
岸田政権は拉致問題を「政権の最重要課題」と位置づけているものの進展は全くみられません。
また、北朝鮮との交渉状況について「事柄の性格上、具体的に申し上げるのは控えなくてはならない」と述べるだけで、私たちには進展の詳細について全く伺い知ることができません。
中学1年生だった横田めぐみさんが拉致されてから11月15日で46年。
母・早紀江さんは「生きている間は頑張りたい」と述べた上で金正恩総書記には「あなたの可愛い娘が同じ目にあったら、どんな思いか考えて下さい」と訴えました。
総理は「多くの被害者が北朝鮮に取り残されているのは痛恨の極み」と発言されましたが痛恨の極みだと感じているのは、日本政府の対応に希望を見出すしかない拉致被害者とご家族です。
一刻も早い解決のため現状から目を逸らさず、委員会や国会で活発に議論すべきです。