2023年11月30日
被爆の実相を後世に繋ぐ
政府は、広島の原爆を記録した写真と映像について ユネスコの世界の記憶に登録するよう推薦することを決定しました。
推薦されるのは広島への原爆投下について記録した写真1532点と映像2点です。
最終的な登録の可否は、被爆80年となる2025年のユネスコ執行委員会で決まる見通しです。
原爆ドームを含め「もの言わぬ被爆の証人」は、原爆の悲惨さを改めて考えさせられる貴重な文化遺産です。
広島市には被爆遺構と呼ばれる建物がいくつか残っており、国の文化審議会は文部科学大臣に対し広島市内最大級の被爆建物「旧陸軍被覆支廠(ししょう)」を重要文化財に指定するよう答申しました。
過ちを繰り返さぬよう、被爆の実相を保存し後世に繋いでいくことが私たちが今できることです。