2022年09月17日
大野陸軍病院での慰霊行事に参加いたしました
台風14号は中国地方を通過しましたが、地盤が緩んでいる地域もあります。引き続き土砂災害などには十分警戒してください。
皆さま、知ってらっしゃいますか?
広島に原爆が投下された翌月の1945年9月17日。
焼け野原となった街を、超大型の『枕崎台風』が襲い、広島県内では、2012人の尊い生命が奪われたことを。
あまり知られていませんが、宮島の対岸にある佐伯郡大野町(現在の廿日市市)にあった大野陸軍病院には、原爆で負傷した多くの入院患者と、京都大学の原爆調査班が、被爆者の調査と対策の研究のために滞在していました。
病院は台風で土砂崩れにより倒壊。患者約150人と教授、学生ら大学関係者11人も犠牲になりました。この地には1970年に記念碑が建立され、京都大学が主催し毎年慰霊行事が行われています。私の地元、廿日市市でこのように祈りの活動が継続され、平和の大切さを伝えていくことの重要性を改めて感じさせられました。