今日の参議院本会議では重要法案が淡々と可決成立されました。歴史的な増額となる防衛費を裏付ける財源確保法（財確法）も賛成多数で可決。2023年度から5年間で43兆円もの防衛予算の後ろ盾となるこの法案は、現行水準からの増額分約17兆円を賄うために税外収入や決算剰余金、歳出改革などで捻出すると。それでも1兆円程度不足する財源を法人、所得、たばこ税の増税や建設国債などで賄うといいます。

そもそも防衛費がGDP比2%に引き上げる「数字ありき」で43兆円が突如発表されました。また、使い道にも疑問があり、他国領域のミサイル基地などを狙う敵基地攻撃能力（反撃能力）保有やそのための長射程ミサイルなど、これらは専守防衛の逸脱ではないでしょうか？