活動報告

活動報告

2023年07月02日

「はだしのゲン」が連載開始から50年を迎えた

はだしのゲン読んだことはありますか?

私は小学生の時に読みました。とても悲惨な状況描写。直視することも苦しいほどの場面がありました。

ただ、それ以上に力強く生き抜く人々がゲンをはじめ描かれており、平和の尊さ、大切な人達を失う戦争は絶対にダメなんだと考えさせられた記憶が残っています。

広島は被爆体験を継承するため伝統的に独自の平和教育に力をいれています。「はだしのゲン」を広島市の教育委員会が小学生向けの平和教材から削除する方針を表明後、不朽の「原爆漫画」として注目を集め、書店によっては入手困難な状況が続いています。

6月で連載開始から50年を迎えた「はだしのゲン」。

広島市の横川シネマでは子どものころ学校や地域の集会所で何度も見た思い出のアニメ映画が上映されました。開演では作者の故中沢啓治さんの妻ミサヨさんが舞台に立ち、平和の大切さを訴え、また、中沢啓治さん作詞の「広島愛の川」を小学生が歌いました。

「はだしのゲン」は現在24か国語に翻訳・出版されており、全国から会場に駆けつけた翻訳者の方々も登壇されました。

『踏まれても踏まれてもたくましい芽を出す麦になれ』というくじけず元気なゲンの姿に、見る人は心を打たれることでしょう.

知らないではすまされない戦争の悲惨さ。戦争を知っている方々の想いが描かれている「はだしのゲン」を多くのこどもたちに読んでもらい、今ある平和の大切さを知ってもらいたい。そう強く願っています。