2025年02月25日
三上えり国政レター 第2号!
こんにちは! 参議院議員の三上えりです。
いよいよ、3月、春はもうすぐ! 皆さまいかがお過ごしですか?

今国会は、自民・公明の与党が少数のため、野党の協力を得る必要があり、予算案の修正協議に乗らざるを得なくなりました。103万円の壁、高等学校無償化、給食無料化など、野党各党のさまざまな要望が予算成立の交渉条件となりました。
自公政権は維新の主張を汲みし高等学校無償化と社会保険料改革で話はまとまりかけましたが、維新が「年収103万円の壁」を見直すことについて賛否を保留。
与党は、明日にでも締めくくり質疑を行った上で、同日中に委員会と衆院本会議で予算案を採決したい考えですが、採決日程は流動的です。
憲法が定めている衆議院の優越により、3月2日までに衆議院で予算案が通過できれば、参議院の賛否に関わらず年度末には予算が成立(いわゆる30日ルール)しますが、自民党派閥裏金事件を巡る参考人招致の調整が難航しました。また、3月2日が日曜日で、審議がずれ込んでいます。
参議院は与党が過半数以上の議席を有しているので、年度内に参議院で可決すれば暫定予算を組まずに成立します。年度末の3月31日、与野党合意の上での採決になるのか、あるいは強行採決になるのか、予算案はこれから参議院が主戦場になります。
衆議院の野党がまとまって内閣不信任を出せば、過半数を超え成立しますので、世論を二分するような対決法案審議は、緊張感が常につきまといます。予算審議では峠を越せた石破内閣ですが、次は会期末に大きな山場がやってきます。